日々の断片③
第3回
おはようございます。 日々の断片、3回目は最近聴いている音楽の紹介にしようと考えていたんですが、今日の開場から開演までの間に実際の曲を流すことにしました。なので今回はちょっと趣きを変えて、4年ほど前にたまたま本屋で立ち読みした甲本ヒロトさんの文章で、ぼくの頭に未だに残っている言葉を紹介します。 - えっと、 月や星は輝いてないよね?星って輝いてないよね? 反射してるだけだよね。 ロックンロールの星たちも輝いているんじゃなくて反射しているんだ。 光っているのは太陽じゃないか。星が光っているんじゃなくて太陽が光ってる。 月が光っているんじゃなくて太陽が光っている。 ローリングストーンズが光っているんじゃなくてブルースが光ってる。 マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフが光ってるから その光を受けたローリング・ストーンズが反射しているだけじゃないか。 それがわかるとき「ストーンズを光らせてるものはなんだ?」つて、それが聴きたくなる。 そしてルーツをどんどん追いかけていく。この聴き方ってまっとうだと思うんだよ。 だから、もし、これを読んでいるみんなが 今流行りの音楽でもいい、ヒップホップでもいいよ。 なんでもいいから「かっちょいい!」と思ったら そいつらをカッコ良く見せているものは そいつら自身が「カッコいい」って思った奴らだから それを追っかけてみて欲しい そう思う。 そんで、その輝きをあなたも受けています。 今誰かを「カッコいいな」と思っている人たちも その輝きを今受けています。 だから反射させてみてください。 あなたはきっと輝く 自分が感動したっていうことは人を感動させる力を持ったという証拠だから。 勇気を持って楽しく生きて欲しい。 だから「楽しいな」と思ったらもう勝ちだよ。 だからどんどん反射させようぜ、輝きを。
(『ロックンロールが降りてきた日』より)
ロックンローラーの言葉を引用するのはずるいですよね…。本番はちゃんと自分の言葉で喋ります! - - 最後に、今年の4月にアメリカのミネソタ州から世界中に反射していった「光」の画像を載せて終わりにします。
終