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遊びの記録③ 音に乗る

音楽の紹介もしていこうと思う。カフェでは、イベントなどで僕らが在廊しているときに限り、僕ら3人のプレイリストを流してもらった。

そもそも、ぼくがこの展示を企画するにあたって、音楽の人たちの"ノリ"にすごく影響を受けているから、カフェの音響に手をつけさせてもらうことはどうしてもやりたかったことの一つだった。

今年3月、ぼくの中学~高校時代の同級生の家をアトリエとして使わせてもらうことになった。この家にはすでに同級生のIくん以外にも3人がルームシェアをしていて、みんな仕事に就きながらもそれぞれバンド、映像制作、イラストレーションをしてたりする。彼らが時折僕のアトリエを覗いて、「(作品をみて)これいいね」とかそういうことを言ってくれることも刺激になったし、なんとなく発言するタイミングや言葉の感じが美術大学でのそれとは異なっていた。また、休日はIくんがやっているバンドのライブに行ってみんなで踊ったり騒いだりと休日を惜しみなく満喫する姿勢は、作品制作のことになると生真面目になってしまう僕にとっては新鮮だった。

ライブの頻度はぼくが作品発表をする頻度よりも圧倒的に多いし、参加バンド同士が面識あるなしに関わらず同じハコで同じ企画に参加する"対バン”というシステムも、展覧会という形式ではありえないような"ノリ”で動いているように見えた(強いて言うならアンデパンダン形式がそれに近いのかもしれない)。

今年は、この家の(彼らの)力学を垣間見れたことによって、ぼくは図らずも飛躍的なジャンプをすることができた。ありがとう。

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